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現国対策1・取り組み方

さて、今回からいよいよ科目別で(個人的な)攻略法を紹介していきます。

まず現国から。

現国は「量より質」

最初に大事な原則を1つ。
現国はとくに「量より質」を考えてください。

他の科目に関して言えば量をこなすことも大事ですが、現国は違います。

だって、現代文って日常に溢れきった言葉です。
日々浴びるほど読んでるのに、今さら「量だ量だ」言っても意味がないわけです。

でもく「国語の成績を上げるには本を読め」とまだ時間に余裕がある1・2年の頃は言われます。

じゃあ、これは嘘なのか? → 一概に、そうとも言えません。

実際、読書は効果がありますし、大まかに言って本好きの人で
圧倒的に現国の成績が悪い人は少なめです(いない、というわけでは勿論ないです)。

なぜ読書が効果があるかのキーワードは実は「密度」です。
たとえば何か1冊小説を読むというのは、非常に濃密な読書体験です。
その世界に没頭するには、それだけ集中する必要があります。
いわば、文章を読む濃さ・密度が圧倒的に違うのです。

べつに小説じゃなくても構いません。
経済書でも科学書でも、自分が興味ある本であればいいわけです。
ただ、巷には明らかに文章力のない本もあるので注意が必要ですが。


とはいえ!
このブログはそんな悠長なことができる方向けではないです。
だから本を今から読むとかは諦めましょう。すっぱり諦めてください。

心配しなくても、良い文章は目の前にあります。
どこかって? 問題集やら模試やらの現国の文章です。

そういった文章は、少なからず厳選された良い文章のオンパレードです。
とはいえ、闇雲に解いてはだめです。

現国が苦手な方は、今からでもいいです。
最初は時間を無視して、問題文をじっくり読みこなしてください。

いいですか、途中で問題を解いたりしてはだめです!

ときどき傍線部や空欄に当たると、その前後でもう問題を解こうとする方もいますが、
絶対にやめてください。

少なくとも問題文はそれ全体で一つの「話」を構成しています。
最初から最後まで一続きで読む、という意識を忘れないように。
でないと「密」な読み方、ひいては読解力のつく読み方はできません。

時間がなくなる等の問題は、いずれ解決しますから最初は気にせず何度でも読んでください。

繰り返しますが、むやみと何十問もやっても無駄です。
一問ごとにじっくり取り組みます。
それが質が高く、しかも効率の良い読書体験につながります。


さて、そうは言ってもただじっと読むだけでは集中力も途切れがちです。
そこで参考書や予備校等では(って僕は予備校行ってないんでそっちは分かりませんが)、
色々と読む上でのテクニックを伝授されると思います。

線を引いておくとか、キーワードに丸とか、段落読みとか、
これは実際に役に立つこともありますが、小手先のテクニックです。

根本的にはもっと違った考え方が必要です。

・・・というところでだいぶ長くなりましたね。
次回はその読む上での根本的技法「イメージ読解」を取り上げます。


それにしても、だいぶ話に時間かかりますね。今年の受験に間に合うか。。。
とはいえ、前提を説明しないと説得力がないしなぁ・・・うむむ。
by yossy_nov | 2004-11-24 21:22 | 現国


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