やや更新が途切れてすみません。
ちょっと用事が重なったりでちと忙しくしてまして。 さて、言い訳はこの辺にして。 今回は予告どおり現国の読解手法に入ります。 イメージ読解 さてこのイメージ読解という用語は勝手に僕が作ったものです。 まぁ意味はそのままなのですが、「文章をイメージ図で読み解け」ということです。 どちらかというと評論文向けの話になるかと。 評論(論説・説明)文も、大学受験レベルになるとだいぶ難しいものがでてきます。 センターレベルもそうですし、文学部受験とかだとかなり大変です。 はっきり言ってしまって、 「なにを言っているのかすら分からない。まして問題を解くなんて」 と思われる方も多いと思います。 ですが、実際には18歳前後まで成長した人が読み解けないほど難しい話というのはありません。 もちろん、全体の1割以下ですが、本当に「は???」と思いたくなる話もなくはないです。 ただそれはかなり特殊な状況なので、今回は割愛。 さて、では残りの9割以上はなぜ読み解けないのか? いきなり答えを言ってしまえば「言葉が難しすぎるから」です。 言葉というのは用語だけでなく、言い回しだとかも含めてです。 「深層心理の」・「集合無意識では」・「その陰翳が」・「恍惚とした」・「アンビバレンツな」・「~と~は相互に参照されている」 ・・・・・・は???ってなりますね。当然です。 文章というのは(あるいは日本語というのは)、 「微妙なことまで含めて正確に伝えられる」・・・がそのために逆に難解になりがちなものです。 まず話を理解するのに必要な「大ざっぱでいいから素早く意味を伝える」のは苦手なのです。 じゃあそれが得意なものはといえば、イメージです。 「絵」ですね、簡潔に言えば。 たとえば「漫画」という媒体があります。 じつは、これは非常に高度な媒体です。 小説を読んでいて「こんな話は分からない」と思った人は多くても、 漫画を読んでいて「こんな話は分からない」と思った人はほとんどいないはずです。 それは、文章というのは100%近くを理解しないと「分かった」という感触が得られないが、 絵がついているだけで「何となく分かった」気になるし、実際何割か分かってしまうからです。 「漫画にはそもそもそんな高度な話は書いてない」って思った方、それは間違いです。 たしかにエンターテイメント的な作品の比率が多いのは確かですが、 なかにはちょっとした純文学を簡単に越えるような作品もあります。 もう1例出します。 次の文章を読んでみてください。 「国公立大学受験の流れとしては、まず1月中旬に行われるセンター試験を受けることからはじまる。その結果をもとに志望校を最終的に決定し、願書を提出することになる。ただし願書を出せば試験が受けれるというものではなく、前述のセンター試験の得点によっては大学個別の試験を受ける前に落とされることもある。これがいわゆる「足切り」である。これを通過してはじめて二次試験が受けられるが、二次試験にも前期と後期(あるいは中期)という区分がある。前期試験は2月下旬に行われ、結果が出るのは3月頭ごろである。ここで不合格となってしまった人のために後期試験がある。後期は3月上旬に行われ、ここで受かってもはれて大学合格となる。結果がでるのは3月中旬である。つまり前期で落ちても、後期にチャレンジできる仕組みになっている。ただし、私立大と違って前期・後期それぞれの日程はかぶっていて、前期で東大と京大を両方受けるといったことはできない。ただし、前期と後期でそれぞれ別の大学を受験することは可能である。いわば前期は東大を受けるがだめだったら後期は京大を受けるという方法もとれることは忘れずにおきたい」 ・・・書いてて読みにくさで目が疲れました(-_-;) どう見ても見にくいし分かりにくいですね。 次に、それから11月23日付けで書いた受験の流れの図解を見てください。(カレンダーからどうぞ) ・・・圧倒的にこちらの方が分かりやすいと感じるはずです。 さて、受験で出てくる文章は前者です。 はっきり言って、わざともっと難しくしてある場合もあります。 だったらどうしたらいいか? もうお分かりですね。図解のように置き換えてしまえばいいわけです。 とはいえ、文章で読んで分からない話を図にするのは大変です。 そこでどうするか、を次回にお話します。 ・・・というか、この話自体を図解したい。 でもブログだと難しいんだなぁ。手書きしたい。手書き。。。
by yossy_nov
| 2004-11-26 23:00
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